山陽小野田・埴生の季節体験農場「花の海」。施設内のレストラン「いたりあん食堂」のメニューや自社製パンなどについて、同園総合交流部の加藤拓治部長に話を聞きました。
--いたりあん食堂は、農場を眺めながらイタリアンランチを楽しめますね。
はい。開放感があり、季節ごとに変わる風景が楽しめます。提供するのは農場レストランならではのメニューで、花の海で育った採れたて野菜をたっぷり使っています。日替わりのランチセットのメインは、あっさりした和風スープパスタ、自家製のトマトソースパスタ、新鮮な野菜を巻き込むロールピザの3種類から選べます。パンやスープ、サラダといったサイドメニューにも地産食材をたくさん使っています。
この時期はトマトやナス、キャベツ、ズッキーニ、ヤングコーンといった夏野菜が続々と出てきます。ちょっと珍しい季節野菜が食べられるのも、花の海だからこそ。「今日はどんな野菜が使われているかな」と五感で楽しんでください。
--今年3月に一新されたパンコーナーについても教えてください。
施設内にパン工房を設けて、手作りパンの販売を始めました。グループ会社「船方農場」の牛乳やチーズ、発酵バター、生クリーム、さらに地元農家さんや花の海が育てた野菜や果物を惜しまずパンに使っています。
毎日、約30種類が並んでいます。特に、新鮮な野菜をサラダ感覚で食べられる「野菜たっぷりサンド」はイチオシです。生クリームや牛乳をぜいたくに使う「船方ミルク食パン」も底味があり、まずは焼かずに生で食べていただきたいです。ほかにも季節感を大切にしたパンがたくさん。イートインスペースでも食べられますし、お持ち帰りもできます。
新鮮な「本物」を食べてほしいという思いで始めた自社製パンです。その日、その時の「命の恵み」を感じてもらえればうれしいです。
--今年もいよいよブルーベリー狩りが始まりましたね。
今年のブルーベリー狩りは6月17日から始まりました。今は早生品種が食べごろですよ。農薬をできるだけ使わずに栽培し、ここでしか味わえない品質と鮮度のブルーベリーが食べられますし、同時に毎年好評のブルーベリーメニューも登場しています。
--どのようなメニューがあるのですか。
一番人気は「ブルーベリースムージ―」です。摘みたてのブルーベリーをたっぷり使い、さわやかな果実の味がそのまま楽しめます。何よりフレッシュさが売りで、疲れ目の方にもオススメですよ。
濃厚な船方ミルクソフトに特製のブルーベリーソースをかけ、ブルーベリーの実を飾った「花夏ソフト」、やさしい甘みの「ブルーベリータルト」もご注文いただけます。ブルーベリーを使ったパンの販売も予定していますので、お楽しみに。
--夏も魅力が盛りだくさんですね。
そうですね。季節を感じたい時にはぜひ花の海にお越しいただきたいです。7月下旬から8月中旬には「ヒマワリ畑」も見頃を迎えます。今年は70万本を栽培しているので、夏空の下に広がる満開のヒマワリも楽しみにしていてくださいね。