学校法人YIC学院

新山口駅に隣接する「アカデミーハウス」は、山口市産業交流拠点施設内に2021年4月に新設された「居住型の若手人材育成施設」で、山口市の事業の一環です。

2022年春に、2期生としてアカデミーハウスに入居した室井優志さんに、お話を伺いました!

―入居したきっかけは、何だったのでしょうか?

1期生に知り合いが2人入居していたのですが、話を聞いているとすごく楽しそうでした。異職種の人や学生など、普段の生活ではなかなか出会えない人たちと関われることも魅力に感じました。
元々、何かを企画をしたり、様々なコミュニティに参加したり、ボランティア活動などをしてきたこともあって、新しい場所に踏み込んでみたいと思って入居を決めました。

―入居から1ヶ月、実際の生活や活動の様子はいかがでしょうか?

週に1~2回程度、育成プログラムの活動があるのですが、それ以外は普通の生活を送っています。会社通勤も全く問題なくて、ゲストハウスのようなイメージですね。
入居しているメンバーは、志が高い人が多いです。私は今23歳で住宅系の会社に勤めているのですが、全く違った業界で働く人や、色々な価値観を持っている人がいて、自分自身のことを改めて考えるきっかけにもなっているので、毎日が刺激的です。

―育成プログラムでは、どんなことを学んでいますか?

アカデミーハウスでは、哲学的なアプローチを使った課題解決を実践していくのですが、今は、哲学者・山口大学国際総合科学部教授の小川仁志先生の講義を通して哲学の考え方を学んでいます。
印象的な学びとしては「色々な視点から物事を見る」ということ。例えば、「テレビはカエルにとってはどんな存在なのか?」など、普段の生活の中からの想像範囲を超えた視点を意識することで、物の見え方や解釈が変わっていきます。

課題解決では、グループに分かれて活動していて、「山口市をより良くする方法」をテーマに、課題を設定してアクションを考えます。私のグループでは当初「若者の流出が多いこと」を課題にしていたのですが、議論を進めるうちに「流出は悪いことではなく良いことでは?問題は、Uターンが少ないことなのでは?戻りたくならない原因は何だろう?」と少しずつ見え方やアプローチも変わってきています。1年間かけて、アクションの効果検証などをしながら、解決策を見出していきたいです。

―室井さん自身の今後の目標を教えてください!

「なりたい自分」を見つけるのが目標です。今は、とにかくたくさんの経験をして人生の幅や選択肢を広げていきたいなと思っています。アカデミーハウスに来てからは「リーダーになりたい」という気持ちが強くなりました。自分のアイディアや経験を糧に、率先して課題解決の旗振りをしていけるような人材になりたいです。

アカデミーハウスでの学びや出会いは、思い切って入居しなかったら絶対に得られていないなと思うことばかりです。1年後の自分が今から楽しみです!

 

【アカデミーハウス】

山口市の事業として、2021年4月に新設された山口市産業交流拠点施設の一つであり、居住型の若手人材育成施設。
KDDI維新ホール内の自由通路を通じて、新山口駅北口に直結しており、交通アクセスにも恵まれています。車所有の方には、当施設に隣接した立体駐車場を利用できます。

当施設は、「自律」「実践」「時間の共有」をテーマに掲げ、学生から社会人までのNEXTリーダーを担う若者たちが、共に学び、切磋琢磨しながら暮らしています。
メディアでもお馴染みの山口大学 国際総合科学部 教授であり、哲学者でもある、小川 仁志 氏をシニアディレクターに迎えた令和版「松下村塾」。

当施設での育成プログラムでは、哲学ベースの考え方を用いた地域課題解決の実践や、個々のキャリアビジョンの構築などを実施しています。また、地域交流やコミュニティづくりを目的として、定期的に「哲学カフェ」などの交流イベントを開催していきます。

2期生の活動の様子は、Twitterで発信中!
https://twitter.com/shinyama_SSH/

アカデミーハウスでは、2022年8月下旬から、令和5年度(第3期生)利用者の募集が開始します。
ここ山口から、地域の未来をけん引していく“NEXTリーダー”を目指しませんか?
ご興味のある方は、ご連絡お待ちしております。

お問合せ先:学校法人YIC学院 社会事業本部 地域連携事業室
TEL:083-976-8355
Mail:ah_info@yic.ac.jp

山口市産業交流拠点施設 KDDI維新ホール 公式ホームページ内
アカデミーハウス公式サイト:https://ishinhall.com/ah/
事業主体:山口市/指定管理者:森ビル都市企画株式会社/運営事業者:学校法人YIC学院

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