炭火焼き鳥屋 呑々(どんどん)本店/呑々Ⅱ

山陽小野田に本店を構える居酒屋「炭火焼き鳥屋 呑々(どんどん)」。焼き鳥への熱いこだわりなどについて、店主の藤川盛義さんに話を聞きました。

--「焼き鳥は主(あるじ)焼かずして誰が焼く」。これが藤川さんのモットーだそうですね。

はい。各部位に合わせた下処理を施し、それを一本一本手刺しして、絶妙な塩加減と炭火加減で焼き上げる。こういった焼き鳥をつくる行程の全てを本店では私が、姉妹店の「呑々II」では技術を伝承した息子(店長)が行っています。

焼き鳥の仕込みだけで毎日5時間近くかかるので、「そんなに手間をかけなくても」なんて言われることもあるんですが(笑)、お客さまには炭火焼き鳥居酒屋ならではの味で喜んでいただきたいので一切妥協しません。

--職人魂が感じられます。呑々で使う鶏肉は、どちらから仕入れているのですか。

当店では、宮崎県直送の新鮮な「日南どり」を使っています。比較的大きめにカットした鶏肉を、じっくりと炭火で焼き上げ、香ばしくてジューシーな味わいを実現しています。食べ応えもあると好評ですよ。

--人気の焼き鳥メニューを教えてください。

パリッと焼き上げる「皮」は、その食感と旨みに驚かれる人気メニューです。食感でいえば「砂ずり」(以上120円)も人気があって、当店ではシャキシャキした食感が味わえるようにあえてカットせずに串に刺して提供します。

太陽をたくさん浴びて育った日南どりは臭みがないので、「鳥肝」や「ハツ」(以上180円)といった内臓系もおいしく味わえます。一串一串にこだわりが詰まっているので、店主としてはそれぞれに楽しんでもらえるとうれしいです。

--ぜひお酒と一緒に味わいたいですね。吞々はドリンクメニューも充実しています。

はい。約150種類そろえているので、日本酒も焼酎も梅酒も悩むだけの種類があると思います。初夏からはカクテル・サワー系にも力を入れていて、爽やかな「スミノフトニック」や「ウォッカトニック」、ワインカクテル、女性に喜ばれそうな「カシス&ラズベリー酢サワー」、「熟成もも酢サワー」(以上400円)など、新たに15種類が加わりました。

--それは見逃せません。この夏もたくさんのお客さまでにぎわいそうですね。

本店は35人まで、吞々IIは25人までの大規模宴会にも対応できますし、8名様以上であれば飲み放題(2時間、ドリンク100種類以上)付きの「コース」(税別4,000円~、前日までの要予約)もご用意できます。

焼き鳥をはじめ、自慢の単品料理も多数そろっているので、にぎやかな夏の夜にピッタリです。おいしい焼き鳥とお酒を片手に、楽しい時間をお過ごしください。週末や祝日前のご利用は、お早めのご予約がオススメです。