社員食堂「Sazanami Factory Kitchen」が話題になっている宇部・あすとぴあの「ブルーウェーブテクノロジーズ」。同社の坂本眞一社長と同社広報で宇部のグルメブロガー・黒田隆明さんに話を聞きました。
--御社の「社食」が話題になっています。どのような食堂なのですか。
黒田さん:この食堂は、2014年1月に当社が「あすとぴあ事業所」を操業して間もなく、一般的な社員食堂としてオープンしました。当初は社員専用でしたが、せっかくなので一般の方にもお越しいただこうと今年に入ってプロモーションをしたところ、口コミで噂が広まり多い日は80~90人の来店があります。予想以上の反響にとても驚いています。自然に囲まれた立地と、北欧風を意識した明るくシンプルな雰囲気も好評です。
--社食とは思えないような手の込んだ料理が並んでいますね。
はい。和食出身の料理長が「地産地消」にこだわった手作りの料理を提供しています。「日替わりランチ」は、日替わりの料理8品から2品か3品が選べ、小鉢にスープ、ご飯が付きます。価格は2品=650円、3品=850円です。
その日に水揚げされた宇部産の刺し身をはじめ、煮物、ローストビーフ、海鮮サラダ、揚げ物など、和洋さまざまで、選び方によって趣向の違うランチになります。その日のメニューはFacebookページでできる限り毎日お知らせしているので、ぜひご覧ください。
--坂本社長にお聞きします。なぜ、社員食堂に力を入れられたのですか。
坂本社長:私には、「仕事はランチから」という考えがあります。良い仕事をする人は「おいしいもの」を食べています。「おいしいもの」とは、高級料理ではなく、季節の食材を使った体に良い食事のこと。社員にはそのような料理を心地良い環境でしっかりと食べ、仕事の活力にしてもらいたいと食堂に力を入れました。一般の方のご来店がこんなにもたくさんあるとは、うれしい限りです。
「サザナミファクトリーキッチン」では、1食当たりの塩分量を4グラム台に抑え、野菜もふんだんに使っています。毎日食べても飽きないランチですので、気軽にご利用ください。
--人気を呼んでいますが、「社食」での新しい展開などは予定されていますか。
この場所を会場にイベントを開きたいというオファーもいただいています。レンタルスペースとしての活用のほかにも、当社とのコラボイベントなど、よりオープンな空間としての活用も考えています。
今は、社名以上に「社食」の周知が先行していますが、中には「どんな会社なんですか」と興味を持たれる方もおられ、うれしく思っています。これをきっかけに当社のことも知っていただければと思います。