5月に5周年を迎えた、宇部・中央の「餃子・中華酒場 虎の子」。この夏の限定メニューやお店について、オーナーシェフの児島寛康さんに話を聞きました。
--まずは、5周年おめでとうございます。
ありがとうございます。5年前に不安が入り混じる中でオープンしたのをよく覚えていますが、思った以上に地元の皆さまに受け入れていただき、素直にうれしく思います。
当店は、中国・四川の本場の味をベースにした中華料理を提供していますが、お客さまからの「本格的な味だね」「宇部にはないお店で良いね」というたくさんの声に支えられて5周年を迎えることができました。
--お客さまの層も幅広いですね。
はい。オープン当初は男性のお客様が多いと予想していましたが、今ではご家族連れから仕事帰りのビジネスマンの方、女子会や企業のカジュアルなご接待まで、幅広い年齢層の方から様々な利用シーンでお越しいただいています。
--この夏は、「週替わりの麻婆豆腐」が登場するそうですね。
はい。当店の看板メニューの「麻婆豆腐」ですが、味わいや具材をいろいろと変えながら、週替わりで異なる麻婆豆腐をお出しします。いつもは豚と鶏のスープで作っていますが、例えば、牛テールスープを使ったり、辛くないのに赤くてスパイシーなもの、なぜか見た目が白いのにとても辛いものなど、遊び心を入れながら具体的なことは告知せず、ご用意しようと思います。
どんな麻婆豆腐かは、来てみてからのお楽しみ。夏なので、夏バテ対策で元気がでるようなものを考えています。
--今後の「虎の子」も楽しみですね。
私はきらびやかで派手な料理はできませんが、地味でも良いからベーシックにのっとって、妥協はせずにお客さまに満足いただけるものを提供したいと考えています。料理は奥が深いので、今も定期的に中国・四川まで行って勉強しているところです。これからも軸はぶらさずに、信念に沿ったものをご提供していきたいです。
香辛料は漢方なので、辛いのが苦手な方にも楽しんでいただけるメニューや季節感のある食材も取り入れながら、様々なシーンで気軽にお越しいただける店を目指したいです。