宇部・西岐波の住宅街にある鮮魚店「魚かつ」。「魚料理はとっても楽しい」をモットーに、フライや魚料理も提供する同店店主の古川佐幸さんにお話を伺いました。
--「魚屋が握る寿司」として新鮮な寿司も提供されていますが、今回の寿司のラインアップを教えてください。
はい。寿司ネタには旬の魚をずらりとご用意しました。目玉は、これから旬になってくる「トラフグ」と「炙りノドグロ」です。秋は魚に脂がのりますから、寿司が美味しい季節とも言えるんです。
そのほかは、日替わりでその日の魚を使いますが、天然の「ショウサイフグ」や「スジガツオ」からトロのような「サクラ」、「マグロ」や「イクラ」といった定番ネタまで10貫を1人前で、ご奉仕価格980円でお出しします。
有難うございます。おかげさまで、午前中に用意した100パックが昼前には完売する人気ぶりです。昼からは刺し身、夕方にはパン粉を付けた状態のフライなどの加工品も用意しますので、時間帯によって商品が変わるのも当店の特徴です。鮮魚店なのに、売り場の半分が料理メニューです(笑)。
--古川さんがモットーにされている「魚料理はとっても楽しい」に込められた意味は何ですか。
今始まったことではないのですが、やはり魚離れが起きている中で、丸ごと一匹の魚を買って家で捌くというのは手間もかかるし「手軽」ではないと思うのです。店側である程度捌いておいて、あとは家に帰って揚げるだけの方が、「魚を食べよう」ってなりますよね。その手助けができればと日頃から思っています。
当店では、宇部の魚市場で毎朝仕入れているので安心して食べていただけますし、「新鮮な魚だったら誰でもおいしく料理ができますよ」ともっと伝えていきたいですね。