まつずみ旅館

こだわりのそばを提供する宇部・松山町の「まつずみ旅館」。10月下旬から始まった今年の新そばについて、同店店長の守永裕介さんに話を聞きました。

natsuzumi_1--今年も新そばが始まりましたね。

はい。今年は天候やそばの実の成育状況の関係からか、例年よりも1カ月ほど遅れて10月20日頃から始めました。当店では北海道から本州、九州とその時に良い産地から取り寄せたそば粉を使っているのですが、昨年よりも良い出来に仕上がっています。新そばならではの艶やかな色合いに風味も高く、のどごしも抜群です。

--毎朝そばを打たれているそうですね。

はい。当店が特にこだわっているのは、手作りと新鮮さです。毎朝、職人が当日分のそばを打ち、その日の気温や湿度に応じながら絶妙にそば粉を扱って丹精を込めて作っています。当店は旅館でもあるのですが、落ち着きのある和の雰囲気も感じていただきながらゆっくりとお召し上がりいただmatsuzumi_2けます。

--メニューのラインアップを教えてください。

はい。シンプルなそばを味わいたい方には、体が温まるこれからの季節にぴったりの「かけそば」やダイレクトに風味を感じていただける「ざるそば」(以上800円)がおすすめです。

--セットメニューも人気だそうですね。

はい。一番人気のメニューは「木の花膳」で、かけそばまたはざるそば、季節の天ぷら、特製のゴマ豆腐、煮物やサラダ、季節のご飯ものなどが付いたボリューム満点のメニューです。天ぷらや総菜に使う素材は地元産のものを積極的に織り交ぜていて、当店おかみが契約農家の畑で収穫した季節野菜も使っているんですよ。

そばと天ぷらを別盛りにしてご提供する「天ぷらそば」の天ぷらは、現在サツマイモや海老、ゴボウ、レンコンやハモ、matsuzumi_3シカクマメなどお出ししているほか、穴子を贅沢につかった「穴子天ぷらそば」(以上1,200円)もご注文が多いメニューです。そばの大盛りはプラス200円で承っています。

--こだわりの味をぜひ食べていただきたいですね。

そうですね。そばを味わっていただくだけでなく、忙しい日常の中でもゆっくりと時間が流れ、ホッと落ち着けるような空間に出来ればと思っています。

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